大島渚監督、伝説の二作品が蘇る。鮮烈かつ、鮮明に最後の大規模ロードショー!|
              映画『戦場のメリークリスマス 4K修復版』<大島渚監督、最大のヒット作。>戦闘シーンのない戦争映画、出演は全て男。戦争の闇を容赦なく描く伝説の名作がついに4K化。|
              映画『愛のコリーダ 修復版』<大島渚監督、最大の問題作。>阿部定事件に挑み“世界のオーシマ”へ。アートかエロスか?裁判にまで発展したその答えはいかにーー

4.16(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館
ほか《2作連続公開》

予告編
『戦場のメリークリスマス 4K修復版』予告編
『愛のコリーダ 修復版』予告編
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戦場のメリークリスマス|4K修復版|
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INTRODUCTION

大島渚監督、最大のヒット作。

戦闘シーンのない戦争映画、出演は全て男。
戦争の闇を容赦なく描く伝説の名作がついに4K化。

第36回カンヌ国際映画祭で、そのテーマを巡って大きな話題を巻き起こした本作は、デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、内田裕也などの本業が俳優ではない個性的なキャスティングで原作者の日本軍俘虜収容所での体験を描いた、戦闘シーンが一切登場しない異色の“戦争”映画。俘虜となるジャック・セリアズ少佐を演じたデヴィッド・ボウイの美しさと存在感が随所で際立ち、坂本龍一扮するヨノイ大尉が次第にセリアズに惹かれていく様が描かれる。東洋と西洋の文化の対立と融合という複雑なテーマゆえに企画は難航し、製作費は膨らんだが、ビートたけしがラジオやテレビでネタにしたことで話題が独り歩きするなど、従来の映画プロモーションとは違う展開になったことも功を奏して、配給収入10億円の大ヒットにつながった。本作で初めて映画音楽を手掛けた坂本龍一によるテーマ曲「Merry Christmas, Mr.Lawrence」は映画史上屈指の名曲として今なお愛され続けている。2023年に大島渚作品が国立機関に収蔵される予定のため、今回が最後の大規模ロードショーとなる。

STORY

1942年戦時中のジャワ島、日本軍の俘虜収容所。収容所で起こった事件をきっかけに粗暴な日本軍軍曹ハラ(ビートたけし)と温厚なイギリス人捕虜ロレンス(トム・コンティ)が事件処理に奔走する。一方、ハラの上官で、規律を厳格に守る収容所所長で陸軍大尉のヨノイ(坂本龍一)はある日、収容所に連行されてきた反抗的で美しいイギリス人俘虜のセリアズ(デヴィッド・ボウイ)に心を奪われてしまう。クリスマスの日にハラは「ファーゼル・クリスマス」と叫んでロレンスとセリアズを釈放してしまう。それに激怒したヨノイは捕虜の全員を命じるのだが、周囲からの孤立を深める結果になり、葛藤に苦しむのだった。

愛のコリーダ|修復版|
INTRODUCTION

大島渚監督、最大の問題作。

阿部定事件に挑み“世界のオーシマ”へ。
アートかエロスか?
裁判にまで発展したその答えはいかに――

大島監督史上最大の問題作『愛のコリーダ』がデジタル修復されて蘇る!
男女の愛憎の果てに男性器を切り取るという、実際に起こった阿部定事件に基づき大胆な性描写で映画化。藤竜也、松田英子が狂おしいほど求め合う激しい愛の営みは1976年の公開時から45年経た今観ても息を呑む。セックスの描き方にリアルさを追求し、映画での「本番行為」は芸術かエロスかを問いかけ、国内外に大きな波紋を巻き起こした。検閲を恐れ、日本で撮影されたフィルムを未編集のままフランスに送って編集し、日本で逆輸入して上映するという執念で作品を完成させた。後に同名書籍が発行されたが、一部がわいせつ文書あたるとして起訴され、裁判にまで発展した世紀の問題作。2000年の再公開時には35㎜フィルムによる上映だったが、今回、ブラー処理、色調整、レストア作業等を施し全面的に修正を行った。新しい2Kの修復版そして初のデジタル素材となって全国公開が決定。2023年に大島渚作品が国立機関に収蔵される予定のため、今回が最後の大規模ロードショーとなる。

STORY

昭和11年。東京・中野の料亭「吉田屋」を舞台に、そこの主人である吉蔵と仲居の阿部定が出逢いたちまち惹かれあう。昼夜を問わず体を求めあう二人の愛はエスカレートし、やがてお互いの首を絞めて快感を味わうなど、危険な性戯におぼれていく。定は吉蔵の愛を独占したいと願うようになり、ある日、吉蔵を殺して自分だけのものにしようと包丁を手にした。

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大島 渚

NAGISA OSHIMA

大島渚写真
映画監督 大島渚

1932年3月31日京都生まれ。1954年、京都大学法学部卒業。松竹大船撮影所入社。1959年、第一回監督作品「愛と希望の街」発表。翌年『青春残酷物語』で第1回日本映画監督協会新人賞を受賞、日本ヌーベルバーグの旗手とうたわれるが、「日本の夜と霧」の上映中止をめぐって松竹を退社。以後独立プロ創造社を主宰、『白昼の通り魔』『日本春歌考』『絞死刑』『儀式』などを発表。1968年以降全作品が海外で公開される。

1973年7月、製作活動の新たな転回を期して、13年にわたって自らの作家活動の拠点としてきた創造社を解散、国際的な評価をばねに製作の機会を海外に求める。1975年、大島渚プロダクションを創立。その第一弾としてフランスのアルゴス・フィルムと大島渚プロダクションの合作『愛のコリーダ』を監督。阿部定事件をモチーフにしたハードコア映画である本作は1976年に膨大な修正を経た版のみが国内公開された。翌年のカンヌ映画祭で絶賛をあび、シカゴ映画祭特別賞、英国映画協会賞を受賞。海外での高い評価をよそにスチール写真と脚本が掲載された単行本「愛のコリーダ」が警視庁に押収され、東京地検はわいせつ文書として大島を起訴。映画版のスケープゴートとして単行本が摘発されたこの「愛のコリーダ」裁判で、大島は「芸術か猥褻か」ではなく「猥褻なぜ悪い」の論点で戦い、1979年10月に東京地裁で無罪判決、控訴審も1982年6月に無罪。

「愛のコリーダ」の係争中にも、同じくアルゴス・フィルムとの合作で『愛の亡霊』(78)を監督し、カンヌ映画祭の最優秀監督賞を受賞。海外での評価の高まりのなか、英国の作家ローレンス・ヴァン・デル・ポストの原作小説をもとに『戦場のメリークリスマス』(83)を実現させる。第二次世界大戦下のジャワの日本軍捕虜収容所を舞台に日英軍人の衝突と交感を描いた本作は、イギリスのシネベンチャー・プロダクション、大島渚プロダクションほかの提携になる、大島作品中でも突出した大作であった。デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしという意表を突くキャストが話題となって大ヒット、カンヌ映画祭での熱狂を経て、キネマ旬報読者選出ベスト・ワン、毎日映画コンクール作品賞、監督賞、脚本賞などを受賞。

以降もフランス映画『マックス、モン・アムール』(87)で国際的映画製作を展開。1996年2月脳出血のため倒れるも、その後1999年「御法度」を完成させた。2000年、文部大臣芸術選奨、紫綬褒章を受章。2001年、毎日芸術賞、芸術文化勲章コマンドゥール(フランス)を受賞。妻は女優の小山明子。2013年1月15日肺炎のため死去。

大島渚写真

原稿協力:樋口尚文

THEATER

公開日
都道府県 劇場 戦場の
メリークリスマス
愛の
コリーダ
東京 ヒューマントラストシネマ有楽町 03-6259-8608 4/16(金)~ 4/30(金)~
東京 新宿武蔵野館 03-3354-5670 4/16(金)~ 4/30(金)~
東京 立川シネマシティ 042-525-1251 4/16(金)~ 4/30(金)~
東京 シネ・リーブル池袋 03-3590-2126 4/16(金)~ 4/30(金)~
東京 アップリンク吉祥寺 0422-66-5042 4/23(金)〜 5/7(金)~
北海道 サツゲキ 011-221-3802 4/23(金)〜 4/30(金)~
青森 フォーラム八戸 0178-71-1555 4/16(金)~ 4/30(金)~
宮城 チネ・ラヴィータ 022-299-5555 4/16(金)~ 4/30(金)~
福島 まちポレいわき 0246-22-3394 4/16(金)~ 4/30(金)~
茨城 あまや座 029-212-7531 5/15(土)〜28(金) 5/29(土)〜6/4(金)
栃木 小山シネマロブレ 050-3196-9000 4/16(金)~ 4/30(金)~
栃木 宇都宮ヒカリ座 028-633-4445 7/23(金)~
群馬 高崎電気館 027-395-0483 順次
群馬 シネマテークたかさき 027-325-1744 順次
埼玉 川越スカラ座 049-223-0733 6/5(土)~18(金) 6/19(土)~25(金)
千葉 MOVIX柏の葉 050-6865-3401 4/16(金)~ 4/30(金)~
神奈川 ジャック&ベティ 045-243-9800 5/1(土)~ 5/1(土)~
長野 長野ロキシー 026-232-3016 6/26(土)~ 6/26(土)~
長野 アイシティシネマ 0263-97-3892 6/18(金)~24(木) 6/18(金)~24(木)
新潟 新潟シネ・ウインド 025-243-5530 5/1(土)~ 順次
新潟 高田世界館 025-520-7626 5/1(土)~ 5/15(土)~
富山 ほとり座 076-422-0821 5/22(土)~ 5/29(土)~
石川 シネモンド 076-220-5007 順次 順次
福井 メトロ劇場 0776-22-1772 5/1(土)~ 5/15(土)~
静岡 静岡シネ・ギャラリー 054-250-0283 順次 順次
静岡 シネマイーラ 053-489-5539 順次 順次
愛知 伏見ミリオン座 052-212-2437 4/23(金)~ 4/30(金)~
愛知 MOVIX三好 050-6865-2601 4/23(金)~ 4/30(金)~
大阪 テアトル梅田 06-6359-1080 5/7(金)~ 5/7(金)~
京都 京都シネマ 075-353-4723 5/7(金)~
京都 京都みなみ会館 075-661-3993 5/21(金)~
神戸 シネ・リーブル神戸 078-334-2126 5/21(金)~ 5/21(金)~
神戸 豊岡劇場 0796-34-6256 5/14(金)~ 5/21(金)~
滋賀 大津アレックスシネマ 077-527-9616 5/7(金)~ 5/21(金)~
岡山 シネマ・クレール丸の内 086-231-0019 順次 順次
広島 サロンシネマ 082-962-7772 順次 順次
広島 シネマ尾道 0848-24-8222 順次 順次
山口 YCAM 083-901-2222 順次 順次
福岡 KBCシネマ 092-751-4268 順次 順次
佐賀 シアターシエマ 0952-27-5116 順次 順次
佐賀 シアターエンヤ 0955-53-8064 6/18(金)~7/1(木) 6/25(金)~7/1(木)
熊本 Denkikan 096-352-2121 順次 順次
宮崎 宮崎キネマ館 0985-28-1162 順次 順次
大分 シネマ5 097-536-4512 5/15(土)~ 5/15(土)~
鹿児島 ガーデンズシネマ 099-222-8746 6/26(土)〜7/16(金) 7/17(土)〜30(金)
沖縄 桜坂劇場 098-860-9555 4/24(土)~ 5/1(土)~